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スイスでおすすめの穴場の観光地 Thun(トゥーン)  / Thun in Switzerland, Secret small town you must visit

2021/08/02
 
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スイスから日本に移住して来ました。世界中を旅しましたが、一番住みたい街として福岡を選びました。海、自然、美しいもの、楽しい事が大好きで、愛車の上にテントを積んで、日本中を旅してみたいと思っています。
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スイスのトゥーン(Thun)という街の名前を聞いたことがある日本人は、ほとんどいないと思います。宝石のように美しいこの街は、私が育った故郷ですが、イギリス人やオランダ人など、スイスが好きなヨーロッパの人達がやって来る、穴場の観光地でもあります。

ナポレオンやブラームス、ヨーロッパの貴族や王族がやって来た由緒正しい?この街は、200年ほど前のロンドンタイムスにも、おすすめの観光地として記事に書かれています。

スイスの首都ベルンのあるベルン州にあって、中世に造られたお城の城下町として発展して来ました。近郊には、貴族の館であった美しい小さなお城が点在し、湖とアルプスの眺めと、街の中心を流れる清流が清々しい、夢のように美しい街がトゥーンです。ベルンとインターラーケンの間にあって、どちらからでも電車で30分ぐらいの距離です。

旧市街の中心の広場です。中洲になっている新市街と旧市街は、Thun駅から歩いて回れるコンパクトな街ですが、この街の美しさを堪能したい人には、時間に余裕を持って、楽しんでもらいたいと思います。

広場の裏の丘の上にあるお城が11世紀に建てられたThun城です。旧市街の通りからお城へ上がる階段があるので、時間がある人は行ってみてください。でも、中は見学するようなものがこれといってないので、丘の上からの景色を楽しむ感じでしょうか。

街を流れる川にはいくつも橋がかかっています。スイスの典型的な屋根の付いた木製の橋は、湖からの水門にもなっています。この水門の辺りでサーフィンをするのが、最近のトレンドです。

私は子供の時に、夏休みは毎日のようにこの激流に飛び込んで泳いでいましたいました。今でも地元の子供たちが、夏は橋の上から飛び込んで泳いでいますが、泳ぎがかなり得意でないと危ないので、外国から来られた人にはお勧めしません。実際、時々観光客が溺れたりしていますから。でも日本ではなくなりつつある、自己責任という自由がここにはあるんです。

橋の中はこんな感じで、水門を開閉する機会の歯車が見えたりしますので、橋の中も通ってみてください。

街にはおしゃれなカフェやバーがたくさんあって、特にお天気の良い夏の週末には、外のテラス席が人でいっぱいになります。

この建物は、Thunの市庁舎です。スイスで結婚届を出す時は、市庁舎の中に赤いじゅうたんの小さな結婚式場のような部屋があって、そこでは市の係員が、まるで結婚式のような感じで結婚の意思を確かめて、届けを出せるシステムです。証人や家族の席もあるので、ドレスを着た花嫁が市庁舎の中をうろうろしている事もあります。

実は、日本に来て、日本の役所がスイスの役所とあまりにも違う雰囲気なので、この環境で仕事するのは大変だろうなと思いました。でも、皆さんとても親切なので、その点は、日本の方が好きです。

Thun駅の向かい側に船着場があって、そこから遊覧船が出ています。

Thun湖を周遊したり、インターラーケンまで船で行ったりできます。アルプスの山々や湖畔のお城などを見ながら、ちょっとした船旅が楽しめます。色々な船が出ていますが、おすすめは、Blümlisalp という蒸気船です。

この Blümlisalp は、1906年に建造されました。1971年に老朽化の為に運航が停止されましたが、市民が署名を集めたり、寄付を募ったりして、1992年に修復が終わり復活しました。

当時の様子や復活する様子を収めた動画を見つけたので見てください。

当時を想像しながら小さな小さなタイタニック的な旅を、スイスの湖上で体験てみませんか?

Thun郊外にあるOberhofen城です。Thunの駅からバスでも行けますが、もちろん船でも行くことができます。13世紀に起源を持つこの城は、ハプスブルグ家が所有していたこともありました。

泳ぐのが大好きな私は、この近くでも時々泳いでいて、船が通るたびにいつも手を振っていました。乗っている人も、みんな手を振ってくれて楽しいんですよね。この船に乗っている時に、湖で泳いでるスイス人を見かけたら、ぜひ手を振ってみてくださいね。

こちらは、Schadau城です。まるでおとぎの国のようなかわいいお城です。

比較的新しいお城で、まだ200年経っていません。イギリス式の庭園が美しいこのお城は、貴族が所有していましだが、その後Thun市の所有になりました。

そして、なんと2019年の6月にホテルとしてリニューアルされました。部屋は一つづつ違っていて、9部屋あります。値段は普通のホテルと大差なく、予約でいっぱいなようですが、運よく予約が取れたらお城ライフを楽しんでください。一階はレストランとバーになっているので、宿泊しない人も楽しめます。

このお城はThunの街中から近いので、時々愛犬たちと散歩に行っていました。ここには古い小さな教会があるので、そこで結婚式をあげて、この城で披露宴をする人が多いです。私も散歩中に何度か遭遇しました。

素晴らしい景色の中で、幸せそうなカップルを見るのも良いですよ。ここからは、湖の向こうにアイガー、メンヒ、ユングフラウの三山もみえるので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。



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スイスから日本に移住して来ました。世界中を旅しましたが、一番住みたい街として福岡を選びました。海、自然、美しいもの、楽しい事が大好きで、愛車の上にテントを積んで、日本中を旅してみたいと思っています。
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  2. HIDETAKA より:

    はじめまして。一度スイスを旅行して、スイスが大好きになった日本生まれの日本人、44才です。
    スイスの検索をしていて、トゥーンの記事に辿り着きました。
    そして、レネさんのプロフィールのメッセージに、とても感銘を受けました。
    自分が幸せと感じる人生を、勇気を持って自分でプロデュースする。この考えに、とても、とても共感を持ちました。ふとした時に、いつも思い出す、私の人生の羅針盤になりました。
    大好きなスイスに住むことは、なかなか難しいですが、明日から妻と2人、久しぶりにスイスへ旅行します。SpiezとWengenに1週間づつ滞在して、スイスの自然を満喫して来ます。
    レネさんもお元気で、これからも活躍して下さい。
    素晴らしい考え方を教えて頂き、ありがとうございました。

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