日本の三大名橋 美しすぎる錦帯橋(きんたいきょう)山口県岩国市 / Kintaikyo, one of the most beatiful bridges in Japan! Iwakuni-city in Yamaguchi
山口県岩国市にある錦帯橋(きんたいきょう)は、1637年に造られ、現在まで、何度か架け替えられながら、当時の技術が継承されている、日本の三大名橋のひとつです。これほど美しく、すばらしい技術を使って作られた木造の橋は、世界的にも珍しいのではないかと思います。
五連のアーチ型の橋は、見事な木の組み合わせで、釘を1本も使わずに作られています。当時の土木技術がどれだけ優れていたのか、裏から見ると良くわかります。その強度は、現代の基準でみても力学的に問題ないそうです。
正面から見ても、横から見ても、裏から見ても美しく強固な木造の橋は、世界にも類を見ない見事な橋です。
この橋を渡るには、橋の両側にある窓口で、通行料を払って渡ります。
高台にある岩国城とそこまでのロープウェイの料金が一緒になったセット券がお得なので、岩国城にも行く人は、橋を渡る前にセット券の購入をおすすめします。
錦帯橋では、橋だけではなく、そこを流れる錦川の美しさも楽しんでください。街を流れる川とは思えないような清流に、心が洗われるような気持ちになれます。橋の上から鮎が泳いでいるのが見えるほど透き通っています。
私は、この清流を見て、この街の住人が全員スイス人だったら、この川の両岸には日光浴をする人と川で泳ぐ人でいっぱいになっているなと、思ったりしました。私の故郷には湖から流れていく激流に近い川があって、真夏でも水温が20度にしか上がらないのですが、その川のいたるところで、子供から老人まで泳いでいます。私も、きれいな水を見ると泳がずにはいられないスイス人の一人ですが、日本人にはきっと奇妙に思われていることでしょう。
この橋は、ひとつのアーチで、約60tの重さに耐えられるとのことなので、人で混雑していてもビクともしません。見て美しく、渡って楽しい橋です。
橋を渡ったところにソフトクリーム屋があるのですが、この隣り合った2軒のお店は、剣ではなく味で勝負している2軒です。『竹の里むさし』と『佐々木屋小次郎商店』は、現代ではソフトクリームの味で決闘中らしいです。
ドイツ語にも翻訳されている宮本武蔵の小説ですが、小次郎は岩国の武士ということで、佐々木屋小次郎商店が元祖ソフトクリーム屋で、そこに挑戦してきたのが、竹の里むさしです。小次郎は、世界最高ランクの味を、むさしは、日本一の種類の豊富さで、絶対に他では見つからない味のソフトクリームを提供しています。
ソフトクリームのサンプルが並んでいます。日本の食品サンプルは、本物そっくりで、どれもおいしそうです。ソフトクリームを買わずにここを通り抜けるのは難しいので、ティラミス味を買いました。
錦帯橋と岩国城に行くロープウェイの乗り場との間に、吉香公園(きっこうこうえん)が広がっています。この公園は、日本の歴史公園百選に選ばれていて、武家屋敷や神社などもあって、昔の城下町の風情と現代的なスッキリとした造りと自然が調和した美しい公園です。錦帯橋まで来たら吉香公園にも行ってみてください。
橋から公園に向かう道の右側にある香川家長屋門です。岩国藩家老香川家の表門で、1693年に建てられました。忍者が屋根の上から飛び出して来そうな感じがします。
目加田家(めかだけ)の住宅で、18世紀の中級武家屋敷として国の重要文化財に指定されています。無料で見学できますので、立ち寄ってみてください。
吉香神社にある金雲閣です。絵馬の為に建てられたお堂とのことですが、こちらも風情があります。
吉香公園は、水をうまく取り入れていて、落ち着いた雰囲気があります。
水を見ると落ち着くのは、時代を超えて世界共通なのかも知れません。
河原で、久しぶりに石を投げて遊びました。水上を跳ねるように水平に投げるのですが、意外に体が覚えていてうまく投げられました。
近くにいた子供やカップルがやっていたので投げてみたのですが、この遊びは、世界中で子供の時にやってみた事がある遊びなのかも知れません。