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九州でスキーをしよう!くじゅう森林公園スキー場と筋湯温泉でおすすめの宿・グルメと温泉好きを満足させる朝日屋旅館 / Let’s ski in Kyushu! Kuju Forest park ski resort & Best japanese style Inn at Sujiyu hot spring- Asahiya Ryokan will make you feel at home with gourmet food and hot springs

2021/08/06
 
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スイスから日本に移住して来ました。世界中を旅しましたが、一番住みたい街として福岡を選びました。海、自然、美しいもの、楽しい事が大好きで、愛車の上にテントを積んで、日本中を旅してみたいと思っています。
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用心深い私は、感染者数が減った時期に、気を付けながら旅行した以外は、ほとんど外食もせずに過ごしてきました。そしてさらに、不要不急の外出を控えて3か月が経ちました。

感染者数の多いスイスでは、食料品店と薬局以外はほぼ全ての店舗とレストランが閉まっていて、完全なロックダウン中です。ただ、スキー場だけは営業していると現地のニュースを見て、ここ九州でスキーに行くことにしました。

日光を浴びて、新鮮な空気の屋外でスポーツをすることは、免疫力を高める為にも良い事だと思います。感染対策をきちんとしている所で、自分自身も気を付けていればと、思い切ってスキーと温泉を楽しんで来ました。

くじゅう森林公園スキー場は、大分県の九重町(ここのえまち)にある、広いゲレンデと見晴らしの良さが特徴的なスキー場です。

スイスに生まれ育ち、歩くのと同じ感覚で3歳からスキーをして来た私には、温暖な九州でもスキーができると知って、とても嬉しく思いました。

スキーリフトからの風景が、スイスアルプスとは全く違っていて、とても面白く感じました。

九重スキー場には、リフトが3基あって、ゲレンデの右手側からまず第1リフトに乗り、頂上には、同じく右側にある第3リフトに乗り継いで行きます。

リフトチェアーが小さくて、欧米人なら大人二人が座るのは無理だろうというサイズです。大きなサイズに慣れていた妻は、いきなりチェアーからはみ出して座ろうとし、転んでしまいました。その後は、一生懸命サイズに注意してリフトに乗るようにしたので大丈夫でした。

九重連山が一望できる、展望が素晴らしいスキー場です。阿蘇の溶岩大地のせいなのか、木が少なく穏やかな山並みが続く風景は、ここだけの景色かも知れません。

険しいアルプスの山脈を見慣れている私には、とてものんびりとした雰囲気に感じられます。

雪質が想像以上に良かったので、スキーを十分楽しむ事ができました。

左手にある第2リフトで、上級者向けのチャレンジゲレンデとトライアルゲレンデに行くことができます。

アルプスの山々を多くのリフトでつなぎ、どこまでもスキーで行けるスイスの地元のスキー場に比べると、少し物足りなく感じましたが、九州でスキーができるだけて、大満足でした。

センターハウスには、大きなレストランがあって、感染対策はしっかりされていましたが、お天気の良い日は屋外デッキで食事するのがおすすめです。

ヨーロッパ人は、屋外の新鮮な空気を感じながら食事するのが大好きなので、テラス席から埋まっていくのですが、日本の人々にもテラス席で食事を楽しむ素晴らしさを知ってもらえればと思いました。

テラス席で食べるとんこつラーメンは、九州でスキーをしている事が実感できて格別に感じました。

くじゅうスキー場の近くに、筋湯温泉があります。スキーで疲れた体を温泉で癒してみるのはいかがでしょうか?

筋湯温泉には、2mの高さから湯が落ちる共同浴場「うたせ大浴場」があり、筋肉をほぐし、筋の病に効くということから筋湯と呼ばれるようになりました。露天風呂もあるので、ぜひ立ち寄ってみてください。

そして、せっかくここまで来たのであれば、時間がある人には宿泊してゆったりとした時間を楽しんでもらいたいと思います。

1000年以上の歴史を誇るこの小さな温泉街で、温泉につかりながらおいしい料理を味わえる、とっておきの旅館を見つけましたのでご紹介しましょう。

朝日屋旅館は、家族経営の小さな旅館ですが、温かい親切な心でもてなされ、愛情のこもった料理を提供してくれます。ここには、家族で一緒に入る事ができる様々な素晴らしい露天風呂があります。

そして、スキーリフトが2500円割引になるクーポンのサービスなどもあります。二人で計5000円分が宿泊代から引けると計算すると、おいしい食事も2食ついていてとてもリーズナブルな料金です。スキーに来て日帰りで帰るのはもったいないと思います。

朝日屋旅館には、男女別の内湯の他に、趣の異なる露天風呂があって、現時点では、予約なしにれぞれの露天風呂に貸し切りで入る事ができます。

洞窟温泉は、その中でも特に秘湯感を楽しめる露天風呂です。

阿蘇の溶岩で作られた洞窟の内部から、お湯がかけ流しで流れ出ています。

階段をのぼると温泉を利用したサウナもあります。

設備の整った大型のホテルの露天風呂にはない、自然な感じの露天風呂です。

展望露天風呂は、高台にある朝日屋旅館から、四季の景色が楽しめる露天風呂です。

岩肌を楽しめる一枚岩風呂です。

五右衛門風呂もあります。

お部屋は、スタンダードな8畳で、トイレに洗浄機はついていませんが、布団はふかふかで居心地の良い空間です。久しぶりにぐっすり眠ることができました。

朝日屋旅館は、どちらかというと女子旅やグループでワイワイするというタイプの旅館ではなく、夫婦や大人がしっとりと楽しむタイプの旅館です。

温泉を利用した暖房機があって、とても暖かく、氷点下の夜も春のような温かさでした。

実は4泊も連泊したのですが、毎晩バラエティーに富んだ食事を出しててくれました。

しかも、それがどれも素材を生かした飽きの来ない自然な味で、これほどの愛情のこもった素晴らしい料理を食べる事ができて幸せでした。

朝日屋旅館ではできれば連泊して、食べ比べてみる事をおすすめします。

このビーフシチューは、フランスのレストランで食べたものよりずっとおいしかったです。自然で優しい味です。

山の中とは思えない、新鮮でおいしい、毎日色々な種類の魚を出してくれました。

馬刺し、熱々の天ぷら、新鮮な野菜、キノコとバラエティーに富んだおいしい食事が毎日出てきました。

朝食は普通は和食のみなのですが、電話で予約した際に、私が朝から白米は苦手で、朝食だけはパンでないと言ったら、なんと30キロも離れたパン屋さんにわざわざ買い出しに出かけて用意してくれました。

こんなに心を砕いてもてなしてくれた旅館は初めてです。だだ、できれば気軽にパンのリクエストはしないであげてくださいね。

和食の朝食です。いつも朝食につけてくれた手作りプリンは絶品でした。

夕食にもいつもおいしいデザートを付けてくれました。

人によって宿の好みがあると思います。私も高級ホテルやリゾートホテルに泊まって満足する事も多いのですが、私は、この朝日屋旅館にとても心惹かれました。新しい建物でもなく、設備も少し古いかもしれません。決して完璧ではないけれど、朝日屋旅館は特別な何かがある旅館です。



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