熊本県天草の白いビーチ 茂串海水浴場 / White tropical beach, Mogushi beach – Amakusa in Kumamoto
欧米人が憧れる美しい白い砂浜。日本人はそれほどビーチに興味がないようで、いつも残念に思っています。ヨーロッパでは、年が明けると早々に、今年の夏はどこのビーチで過ごそうかと、友人や同僚と情報交換しながら、ビーチ談義で盛り上がります。
駐車場からは溶岩の岩しか見えず、本当にここにトロピカルホワイトビーチがあるのかと、少し不安になりますが、海に向かって左方向に歩き、溶岩の岩を登ると、小さな海岸があります。そのもう一つ先にあるビーチが、茂串海水浴場です。
ありました!さらさらの白い砂浜、透明な明るいブルーの海水、溶岩の海外線とは対照的で、秘境のビーチにたどり着いたような感動を味わえます。
遠浅の海岸なので、引潮になると海藻が付いた溶岩が、紅葉し始めた高山植物で覆われたアルプスのようです。
このビーチでは、エウェーデン人と日本人の夫婦と出会いました。共通の話題で盛り上がれるせいか、話が弾んで楽しい時間を過ごしました。
以前、宮古島のビーチで、他に2組のカップルがいて、両方ともスイス人と日本人のカップルだったので、とても驚きましたが、ここでも美しいビーチに現れるヨーロッパの人に出会えました。
私たちにとっては、ビーチなしでバカンスは語れませんからね。
日本のきれいなビーチの近くには、おしゃれなレストランや盛り上がってるバーがなくて、寂れた漁村しか近くにないのが残念です。日本でもビーチリゾートがもっと発展してくれたら良いのにと、改めて思いました。
茂串海水浴場に行った後は、周辺を少しドライブすることにしました。
茂串海水浴場から下田温泉方面へ行く途中に、妙見浦というところがあって、ここまで来ると、ビーチとはまったく違った岩と石の風景が見られます。
ここではダイビングが楽しめるようです。洞窟とトロピカルな魚に出会えるかも知れません。
ここから先はあまり魅力のない風景がつづいています。
それで、スウェーデン人と日本人のカップルに教えてもらったルートで、長崎にフェリーで渡ることにしました。
天草下島の北にある鬼池港から、長崎の南島原の口之津港行きのフェリーに乗りました。便数はたくさんあって、いつでも乗れる感じです。わずか30分で長崎県に着き、3000円ぐらいで車も乗せることができて、快適な船旅気分を味わえました。