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長崎市内で一番の定番観光スポットとおすすめのホテルはここだ!グラバー園周辺とANAクラウンホテル長崎グラバーヒル / The best sightseeing spot & recommended hotel in nagasaki city! Around Glover Garden & ANA Crowne Plaza Nagasaki Gloverhill

 
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スイスから日本に移住して来ました。世界中を旅しましたが、一番住みたい街として福岡を選びました。海、自然、美しいもの、楽しい事が大好きで、愛車の上にテントを積んで、日本中を旅してみたいと思っています。
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長崎南山手は、日本が海外との貿易で中心地となった当時をしのばせる洋館が立ち並び、その昔、外国人居住区だった町です。大浦天主堂やグラバー邸など、今でもロマンチックな異国情緒を漂わせています。

私は、周辺の雰囲気や景観が、全体として調和している場所が好きで特に心惹かれます。前回にも書いたヨーロッパ人の特性でしょうか。日本やヨーロッパの古都には、現代の無機質な街にはない美しさがあると思います。

長崎市内で、そんな観光スポットであるグラバー園周辺と、観光にぴったりのおすすめのホテルをご紹介したいと思います。

まずは、長崎市内観光の王道、グラバー園に行ってみましょう。

スコットランド出身のトーマス・ブレーク・グラバーは、開港と同時に来日し、グラバー商会を設立して、近代化に向かう日本に尽力しました。

グラバー園には、そのグラバー氏の住居や、共に日本の産業に貢献し、新時代への扉を開いた偉人達の住んでいた住居などが点在しています。

高台にあるグラバー園は、坂道を登った先に入口があるので、見学するのが大変かと心配になる人もいるのではないかと思いますが、そんな不安も解決してくれるように造られています。

料金所のある第一ゲートまではエスカレーターで、入園後は情緒のある動く歩道二基で、旧三菱第二ドックハウスまで連れて行ってくれます。

旧三菱第二ドックハウスですが、ドックハウスと聞くと、最初はドッグハウス?と犬小屋を想像してしまいましたが、船の建造や修理をするDockから付けられた名前です。犬小屋とは思えない美しい建物ですね(笑)

対岸に三菱重工長崎造船所の第二ドックがあり、船を修理している間、乗組員たちはここに宿泊しました。

最初に見学する建物ということで、さっと一階を見学しただけで、次に行ってしまう観光客の方も多い中、私がおすすめするのは、二階のバルコニーです。

一番高い場所に建てられているので、ここから長崎市内が一望でき、インスタグラム用に写真を撮りたい人にもお勧めのスポットです。

旧ウォーカー住宅は、親日家で最新鋭の蒸気船の船長である父と、日本人の母も間に生まれたロバート・ウォーカー・ジュニアが暮らした邸宅です。

明るいリビングルームは、ヨーロッパの中流家庭の雰囲気で、今でも心地良く暮らせそうです。椅子の足がとても短いところが、現代と大きく違っているようです。

この邸宅は、大浦天主堂のすぐ隣に建てられました。他にも台所や和室がありましたが、園内にこの建物のみ移築されました。

イギリス式の暖炉と煙突に日本瓦に和風のひさし、洋風のポーチと、和式と様式が違和感なくうまく調和しています。

旧リンガー邸は、国指定重要文化財で、三方をベランダで囲まれたバンガロー風の建物です。ベランダの床石には、ウラジオストクから運んだ御影石を、ベランダの屋根を支える角柱には天草の石を使い、木と石が調和した造りになっています。

フレデリック・リンガーは、グラバー商会で製茶作業と輸出の監督者として長崎に赴任してきました。

その後、ホーム・リンガー商会を設立し、貿易業など幅広い事業を行いました。製茶、製粉、漁業、ガス会社、電気発電所、近代的な水道の設置、日刊英字新聞社の経営など、長崎の発展に尽力しました。

旧オルト住宅も、国指定重要文化財になっています。

イギリス出身のウィリアム・ジョン・オルトは、グラバーと同じく開港時に来日し、オルト商会を設立しました。九州中から買い集め、製茶輸出業を通じて、日本茶を長崎ブランドとして世界に広めました。

ベランダには、タスカン様式の柱が並びます。かつてこのベランダでイギリス領事館のパーティーが開催されたこともありました。

オルトが大阪に移住した後、リンガー家が暮らした時期があります。室内にはリンガー一族の遺品が展示されています。

旧自由亭は、明治11年に建てられた日本で初めての西洋料理レストランで、ここに移築されています。

当時は、内外の貴賓や地元の高官など社交の場にも使われていました。中のカフェは、港を一望できるおしゃれな空間になっていますので、オランダ発のダッチコーヒーで、時代に思いを馳せるのも良いかも知れません。

旧自由亭の横には、緑に囲まれたオープンカフェ、グラバーカフェがあります。

グラバー氏は、キリンビールの前身となったジャパン・ブルワリー・カンパニーの創業に携わり社長も務めていました。それで、ここでのビールはキリンビール一択です。明治時代から続く長崎オリジナルのお手引きラムネがおすすめです。

旧グラバー住宅は、2021年12月の初め頃まで修復中のため、今回は見学できませんでしたが、グラバー園は、他にも見どころいっぱいで、散策するのにもとても心地よい空間ですし展望も良いので、長崎に来たら絶対に行くべき観光地だと思いました。

グラバー園の近くにある大浦天主堂は、現存する日本最古の教会建築で、国宝に指定され、世界遺産にもなっています。

青空に映える白い天主堂は大変美しく、内部はステンドグラスが作り出す幻想的な空間になっています。

開館時間は、朝8時30分~午後6時で、拝観料は大人1000円/中高生400円/小学生300円となっています。

内部の撮影は禁止されていますので、直接行って、自分の目でその美しさを確かめてくださいね。

大浦天主堂に続く坂にはお土産店などが並んでいて、ここでお土産を探すのも良いかと思います。その坂の入口にあるピンクの建物が、おすすめのホテル、ANAクラウンプラザ長崎グラバーヒルになります。

ANAクラウンプラザ長崎グラバーヒルは、長崎市内観光にとても便利で、車で来た旅行者には、特におすすめのホテルです。

長崎の市街地に、駐車場が無料のホテルはあまりありませんが、このホテルには無料の駐車場がついています。グラバー園周辺にあるので、徒歩ですぐに観光ができ、他のホテルから来て有料駐車場に停めなくてはいけないことも考えると、とてもお得だと思います。

チェックイン後にグラバー園を観光し、出発前に朝の散歩で大浦天主堂を見学する、という事もできます。

部屋はビジネスホテルなどに比べて、広くゆったりとしています。

国際的なホテルで間違いないのは、マットレスや枕の品質が上質で、従業員のマナーも、均一に良く訓練されているというところでしょうか。

旅行好きの私は、今までの飛行距離が半端ないのですが、国際線で長距離を移動する際に、格安航空会社で行くのと、JALやANAを利用するのでは、快適さにおいて大変大きな違いがあります。

このホテルをおすすめするのも、そんな経験が関係しているのかもしれません。間違いなく快適に過ごせると思います。駐車場代を考慮すると、今回は、ビジネスホテル並みの値段で宿泊することができました。

小さなバルコニーが付いているのも、お気に入りの理由です。

フロントでは、景色が良い部屋というのは存在しないんです、と謙遜されていましたが、美しい丘や空が見えて私は大満足でした。

長崎ちゃんぽんの発祥の店、四海摟(しかいろう)が、ホテルと道を挟んで向かい側に建っています。

明治32年の創業以来、多くの著名人も訪れ、創業者によって考案された「支那うどん」は、ちゃんぽんの元祖として知られ、今でも四海摟の看板メニューになっています。

皇族も訪れ、あまりのおいしさにおかわりをしたと伝えられている皿うどんなど、ここで名物を堪能するのも良いかと思います。

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